広島工業大学建築デザイン学科では、大学院生が主体的に各学年の縦の繋がりを作る「NOTE」という活動を2019 年10 月から行っている。2020 年4 月に、コロナ禍のなかオンライン授業となってからは、これまでのような活動ができていなかった。そこで大学へ1 度も訪れることができていない新入生のためにバーチャルキャンパスツアーを開催したいと考え、「バーチャル広工大」を作成した。参加者がインタラクティブにコミュニケーションをとりながら、大学の雰囲気を少しでも現実に近い形で楽めるキャンパスツアーを実現するため、スマートフォンからの参加も可能なバーチャルSNS サービスである「cluster」を使用した。3 週間でワールドが完成し、新入生へのバーチャルキャンパスツアーを行った。このイベントをきっかけに、「バーチャル広工大」は、広島工業大学WEB オープンキャンパスやオンライン授業での講評会会場など、様々なコンテンツに活用することができた。